旧車會について

旧車會とは、旧車が好きな者たちの集まり、組織、あるいは団体のことです。ここでいう旧車とは1970〜80年代の古いバイクのことで、これに乗ってツーリングをしたり、改造などを行う集団のことです。旧車は既に製造されていない中古バイクなどがほとんどで、メーカーそのものが今はないというものもあります。オートバイのメーカーや車種や改造、修復のやり方、趣味指向が同じ仲間で組織しているケースもあります。旧車會のメンバーの多くは成人でありながら、近年は違法改造したオートバイで騒音をまきちらしながら危険行為を繰り返すなど暴走族化する傾向が強くなっていて、たびたびマスコミに取り上げられるなど社会問題化しています。これは暴走族系の写真などを扱う雑誌の影響も一部にはあるようです。社会人として法を遵守することは当たり前のことであり、交通違反等の迷惑行為は許されるものではありません。ただ、純粋に旧車や中古車を愛好するものたちの集まりといわれている旧車会(「かい」の字が違います)とは違うものとして見なければいけないと思いますので、後述いたします。

旧車会について

旧車會と旧車会は、どちらも「きゅうしゃかい」と発音します。一般には混同されがちですが、違うものです。旧車會は「かい」の字が旧字体の「會」になっています。旧車会とは、旧車が好きな者たちの集まり、組織、あるいは団体のことです。オートバイだけではなく自動車主体の集まりや、そのどちらもオッケーという旧車会もあります。カワサキだけといった団体もあるようです。たいていは非営利の運営であるが、会費を徴収するしないはそれぞれの団体によって違います。旧車、中古車は車両そのものや部品などが希少で、管理や維持には費用や労力がかかるため、愛好家同士で部品を融通したり情報交換の場などを持ったりします。旧車会は形態はさまざまですが、東京、横浜、福岡などなど全国各地にあります。旧車会に参加するにはたいてい参加資格が決められていて、旧車を持っているということは基本として、ほかには興味や熱意があることなどを挙げています。どういったものを旧車とみなすのかその判断基準はそれぞれの旧車会によってまちまちです。

コール自慢など動画や画像を見ると…

これまで述べてきたことから簡単に言うと、旧車会と旧車會の違いは、旧車会がたんに1970〜80年代の旧車の愛好家の集まりであることに対して、旧車會は70〜80年代当時の暴走族が乗っていたバイクのような不正な改造と暴走行為を行う違法集団というふうに分けられると思います。実際、インターネット上で旧車會の動画や画像を見ても、あきらかな違法改造車が爆音を轟かせるイベント、その他ただのコール自慢など、暴走族以外のなにものでもないものが多数見受けられます。旧車會のDVDなども発売されていますが、やはりルール無用の暴走族と化しています。旧車會のメンバーは、元暴走族であったり、社会人になってなお暴走行為を行う者が多く、道路交通法違反で検挙されるなどの事件が増えています。本来、旧車会の目的であったと思われる純粋に自動車やバイクの旧車、中古車を愛する者たちの趣味的集まりは自由ではありますが、旧車會のようなに違法行為や他人に迷惑をかける行為は趣味の範囲を大きく逸脱したただの暴走族であり、ぜひともやめていただきたいと思います。

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